中国マニアの日中文化論

中国に関係することをいろいろ書いています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

北京留学中、タダで「クラブ通い」してきた。

興に乗じて何かやらかしてしまうことを「羽目を外す」という。 「はめる」のか、「はずす」のか、はっきりしてほしい。 駅もない田舎町で育ったわたしは、生まれてからずっと「夜の街にくりだす」という瀟洒なことに縁がなかった。 「羽目を外した」といえる…

北京留学中、「北京ダック」を食べてきた。

北京の料理といえば「北京ダック」だが、意外にも外国人には人気がない。 北京ダックはアヒルの丸焼きで、宮廷でも食された高級料理だ。 北京では「北京ダックを食べなければ、北京に来たとは言えない」とまでいわれている。 だから、旅行者をはじめ、留学生…

北京留学中、四川で「宿泊拒否」されてきた。

四川省で旅行していた時のことである。 世界遺産の黄龍・九寨溝から8時間のバスに揺られて、省都である成都の街灯りに迎えられたのは夜の9時。 地下鉄で春熙路という繁華街に向かい、旅の仲間に別れを告げた。 明るすぎる夜の中、街に繰り出す若者たちとは反…

北京留学中、「日系デパート」へ行ってきた。

「おもてなし」といわれだして久しい。 世界に注目されるのは、それが無償で行われているからなのではないか。 「商品やサービスの代金に含まれている」のであれば、会計後に顧客はお払い箱にされる。 逆に、「おもてなしはいりません」といっても支払額が変…

北京留学中、「おごられ」まくってきた。

異国の習慣はしっくりこない。 違和感の背景を追求して腹を立てるより、「そういうものだ」と理解して寛容な気持ちで違いをおもしろがる方が、ホームシックになりにくい。 違和感だらけの中国生活のなかで、一番しっくりきたのは、「おごり」の文化である。

北京留学中、「在来線寝台車」に乗ってきた。

中国で旅をしていると、目的地によっては、「列車の中で一泊」なんてこともある。 ガタゴトと一定のリズムを刻み続け、時にフワリと揺れる車内でも、慣れるとよく眠れるものである。

北京留学中、「学生食堂」へ行ってきた。

学生たちが食の跡。 中国の学食は、まさに戦国の合戦直後そのままである。 食べ残された肉片、こぼされたスープ、骨付き肉や川魚の骨が累々と積み重なり、そのまわりには 、辛かったのであろう、輪切られた唐辛子が散らばっていた。

北京留学中、「日中友好病院」へ行ってきた。

とにかく不安だった。 ただでさえ不便な外国生活である。 病院での苦労は目に見えていた。 だからといって、我慢するにはあまりにもひどく、のっぴきならない事態にあった。